便秘に最もなりやすい季節は冬です。体が冷えると体温を逃がさないようにと血管が収縮し、血行がわるくなって栄養素や酸素が体中に行き渡りにくくなります。そうすると、エネルギー不足で腸の蠕動運動が鈍くなり、便を肛門へと押し出す力が低下すると考えられます。また、腸内細菌のうち善玉菌は体温37℃で活発になります。そして、腸内温度は体温の平熱より約1℃高いので、平熱が36℃より低い人は特に要注意です。
 健康な便は80%が水分です。しかし、寒いとオシッコが近くなりますし、乾燥する上に暖房器具で温まって発汗するので、冬でも身体は水分不足になりがちです。
 発汗するといっても、上半身で汗をかき、下半身は冷えていることがあります。エアコンによる寒暖差が原因で自律神経が乱れて起きると考えられています。
 お薬や食事以外の対策としては、足腰を温めること。蒸気温熱シートで腰を温めると便秘が改善したという研究が看護科学会で報告されています。リハビリ的には、腸腰筋が硬くなるのが便秘の一因と考えられ、股関節を動かす運動をしてもらったりします。マッサージ的には、足つぼマッサージで便秘が改善したという海外の論文があります。

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